発達障害の子との毎日

発達障害の子供との日常を綴っています。真面目な話あり、くだらない話ありです。

赤ちゃん時代を懐かしく思う。

 ついにシュウの乳歯が抜けました。シュウはすでに7歳ですから、遅い方ですね。個人差の範囲内ではありますが。初めて抜ける乳歯を見るのを私はとても楽しみにしていました。それなのにシュウは何と、抜けた乳歯を私に見せる事なく庭に捨てやがりました。とてもガッカリしているmamemuchiです。こんにちは。

その時シュウは、自宅の庭にいました。庭で遊びながらグラつく歯を触っていたら取れたので、そのへんにブン投げたのでしょう。多分。投げグセがあるので。たしかに私は「歯が抜けたら見せてね。」とは一言も言っていません。言っていませんが・・・普通、見せに来ません?

・・・まぁ、私の「普通」をシュウに押し付けてはいけませんね・・・。シュウにとっては抜けた歯なんてゴミ(不用品)と一緒でしょうから。いらないから捨てたというだけの話なのでしょうね・・・。

次の乳歯が抜ける頃にはちゃんと、「抜けた歯は見せてね。」と伝えようと思います。

 

乳歯が抜けるほどに大きくなったシュウ。早いものでもう7歳。小学1年生です。子供の成長は嬉しいものですが、同時に寂しさを感じる人もいるのではないでしょうか。私がそうでした。

最もそういう気持ちが強かったのは、シュウが2歳前半くらいの時ですね。きっかけは写真でした。1年前の写真と見比べてみたら、顔が全く違っていたのです。2歳なんてまだまだ赤ちゃんだと思っていたのに、すでに子供の顔になっているのに気付いたのです。赤ちゃんの顔ではなくなっていました。

そこで、猛烈な寂しさを感じたのです。もう2度と戻る事のないシュウの赤ちゃん時代。それを思うと、喪失感が強く押し寄せてきました。

 

私はいろいろな事を思い出しました。シュウはもう長い間、ベビーカーには乗っていません。最後に乗ったのはいつだった?・・・ああ、たしか昨年の秋だ。あの日、シュウは熱を出してしまった。夕方からかかりつけの小児科へ連れて行かなければならず、その時に乗せたんだ。

もう寒さもそれなりにキツイ季節になっていて、自転車だと冷風を浴びてしまう。体調が悪いのにそれでは可哀想だと思って、それでベビーカーに乗せたんだ。

あの時にはわからなかったけれど、あれがシュウがベビーカーに乗る最後の日だったんだ。

 

2歳になって、つなぎ服のロンパースやカバーオールも着なくなったロンパースはいかにも「赤ちゃん」といった感じで、私はシュウのロンパース姿が大好きだった(動きまくるのでセパレートタイプは着脱が面倒くさかったのもあるけど)。

無理に着せてみても、もう似合わない。ロンパースに違和感を感じるくらいに、シュウは大きくなってしまった。セパレートタイプじゃないとその行動を妨げてしまうくらいに、動きが活発になってしまった。

歩く度にピッピッと可愛い音を立てていたサンダルも、もう似合わない。あれは小さいヨチヨチ歩きの子じゃないと似合わないんだな。

 

成長は嬉しいし、2歳のシュウも勿論かわいい。それでも、「1日だけ赤ちゃんに戻らないかな・・・。」なんて思ってしまいましたね。

独身時代の私は、赤ちゃんを見るとテンションが上がる人(主に年配者)が不思議でした。赤ちゃんはかわいいですが、そんな「きゃあぁ~~!超かわいいっ!」みたいなハイテンションになるほどではないと言いますか。自分自身は「ああ、赤ちゃんがいる。かわいいねぇ。」くらいの、わりと冷静な感覚でいました。

けれどもようやく、そういう人たちの気持ちがわかりました。自分の子供、あるいは親戚の子供、友人の子供・・・。小さな子と接した日々。もう2度と体験する事がないであろう過去に、思いを馳せていたのかもしれませんね。

 

私の他にも、子供の成長を寂しく思ってしまう人はいるようです。当時はネットでそういう人たちの心情を読んでは共感していました。いろいろな人たちの投稿を読んでいたら、心強い一文がありました。

 

「大丈夫ですよ。子供はいくつになっても、その時が一番かわいいんですから。」

 

ああ、たしかにそうだなぁと思いました。2歳のシュウは、イタズラはひどいし癇癪も激しい。お店では言う事を聞かずに動き回ったり床に寝たり。後追いも相変わらずだから、私は自由時間なんてほとんどない。シュウはお昼寝も短いし、朝はやたらと早起き。夜中も何度も起きて、その度に授乳。

けれどもそんなシュウは、笑顔がかわいい。寝顔もかわいい。真剣な表情もかわいい。かまってほしい時の甘えた表情もかわいい。

掃除機やドライヤー、ハンドミキサーは音が苦手で逃走してしまうけれど、ラジコンは大丈夫になった。あんなに怖がっていたのに、自分で出してきて遊ぶようになった。

私が薄力粉を出すとベーキングパウダーを持ってきてくれる聡明さも愛おしい。

かわいいところを上げていったらキリがない。赤ちゃんのシュウはとてもかわいかったけれど、成長したシュウもやっぱりかわいいのです。

 

今回の話はシュウが2歳の頃の事ですが、つい最近、3月にも同じような寂しい気持ちになりました。その時の事に関してはこちらをどうぞ。今回と少し内容が重複していますが。

 

今後もきっと、過去を思って寂しくなる事はあるのでしょうね。でもそれはきっと、子供が日々成長している事の証なのでしょう。

 

それではまた。あ、そう言えば今日は7月7日。七夕・・・なのは勿論ですが、このブログ開始から半年経ちました!これからもいろいろ話していきたいと思います!

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↑シュウのベビー服。なまけたろうに着せて飾っています。

 


 

↑ベビーカーは背面・対面を切り替えられるタイプが便利だと思います。


 

↑ベビー服はかわいいものが多くて、目移りしてしまいます。