発達障害の子との毎日

発達障害の子供との日常を綴っています。真面目な話あり、くだらない話ありです。

最後の日。

いよいよ2017年度は終わりですね。いろいろと感慨深いものがあるmamemuchiです。こんにちは。

明日から4月、新年度がスタートです。近頃は暖かい晴天続きで、本格的に春到来という感じです。そのぶん、花粉症は辛いですけどねぇ・・・。

シュウはもう明日から小学生なんですね。早いものです。幼稚園→小学校というのも大きな変化なのですが、私にとってはもうひとつ、重大な変化があります。

 

子供乗せ自転車での2人乗りが出来なくなるという事です。

 

これ、自転車移動がメインの私にとってはものすごく大きいんです。1歳の頃から私の自転車に同乗していたシュウ。もう6年近くもの長きに渡って、2人で自転車生活を送ってきた事になりますね。

それが明日からは出来なくなってしまう・・・。とてもとても寂しいです。

もちろん自転車移動は楽しい事ばかりではありませんでした。自閉症&多動のシュウですからね。いろいろ面倒な事もありました。

 

それでもやっぱり、良い思い出もたくさんあります。

 

ベビーカーがあまり好きではなく、抱っこしていないと泣く子だったシュウ。1歳の誕生日を少し過ぎた頃に、初めて自転車の前シートに乗せました。シュウはものすごくご機嫌でした。ちっとも怖がりませんでした。おかげで移動が大幅に楽になりました。夏の夜、なかなか眠らない日なんかは涼みがてらサイクリングにも行きました。

身体が大きくなって後ろシートを使うようになっても、時々前シートに乗りたがったシュウ。最後尾にポツンと乗っているより眺めもいいし、安心感があったのでしょうか。しかし体格オーバーで危ないので、前シートは外してカゴにしました。

 

幼稚園に行ったり療育に行ったり、買い物に行ったり病院に行ったり、駅まで自転車で行って電車でお出かけもしました。

 

それももう、明日からは出来なくなります。シュウには「小学生になったら、もうお母さんの自転車に一緒には乗れないんだよ。」と、伝えています。シュウに伝えると同時に、私は自分自身にも言い聞かせていたのかもしれません

シュウは一応納得はしているような感じですね。けれども、前シートから後ろシートに移行した時の様に、また乗りたがるかもしれません。その為、早々に後ろシートは外して、カゴにしようと思っています。けじめをつける為に、乗りたくても物理的に乗れないようにする為に。乗せたくても乗せられない様にする為に。

 

とても寂しいですが・・・これが成長していくという事なんですね。この寂しさは、ロンパースやベビーカーを処分した時の感覚に似ています。

 

赤ちゃんだったシュウはもう、こんなに大きくなってしまった。ロンパースはもう似合わない。トイレに行くにも不便だ。これからはもう大人と同じ、上と下が分かれている服しか着ないんだな・・・。ロンパース姿はもう、見る事はないんだな。

 

ベビーカー、最近はもう全然使ってないな。最後に使ったのいつだっけ・・・?ああ、そうだ。シュウが熱を出しちゃった時だ。夕方で外は寒いから、自転車じゃあ風がきついだろうと思って、ベビーカーで病院に行ったなぁ。あの時にはわからなかったけれど、あの時が最後だったんだ。

 

自転車2人乗りを卒業する今回も、そんな感覚です。自転車をこぐ私の真後ろでシュウがおしゃべりする事も、機嫌が悪くなってバタバタする事も、もうないのです。冬に防寒カバーをつけてあげたら、小部屋みたいになって楽しんでいました。その姿ももう、見る事はありません

初めてシュウを自転車に乗せた時から、「シュウが小学校に入ったら、もう一緒には乗れない。」という事はわかっていました。でもそんなの、遠い未来の事だと思っていました。

・・・全然遠くなかったです。あっと言う間にその日は来てしまいました。

 

子供の成長は、嬉しいけれども寂しい。

 

今後もたくさんの、「嬉しいけれども寂しい事」が訪れるのでしょうね。どんな事にも終わりは訪れます。忙しい時にシュウにまとわりつかれると、正直「面倒だなぁ。」と思う時があります。けれども、それだっていつの日か、最後が訪れるんですよね。私に「おかあさん、あそぼう。」なんて、言わなくなる日が来るんですよね。

自分自身に余裕がなくなると、ついついシュウにきつく当たってしまう事もある日常。最後の日が来た時に後悔しないよう、精一杯の愛情を持って接していきたいと思います。

 

シュウ、幼稚園卒園おめでとう。

 

それではまた。

 

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↑自作の自転車絵カード。向かって右の絵カードも、お役御免です。