発達障害の子との毎日

発達障害の子供との日常を綴っています。真面目な話あり、くだらない話ありです。

卒園式が終わりました。

シュウのガムテープ遊びに困りつつも寛大な心で接しようと思っていましたが、ついに先日ガツンと怒ってしまいました。あとになってちょっと反省しているmamemuchiです。こんにちは。

なぜ怒ったのかと言いますと、シュウが私の頭頂部にガムテープを貼り付けたからです。長い髪の毛先の方であれば対処しやすかったのですが。ガムテープは頭頂部の根元部分にベッタリです。引きちぎったらハゲます。ハサミで切ったらそこだけ野球少年並みの短髪になってしまいます。手で地道に剥がそうにも、頭頂部なのでよく見えず手探りです。そしてあと少しで外出しなければなりません

タイミングが最悪、貼った場所も最悪。なかなか取れないイライラと時間がない焦りから、「もうガムテープで遊んじゃダメ!全部剥がしなさい!!」と、怒ってしまいました。

シュウは慌てて、レンジや姿見その他に貼ったガムテープを剥がしていました。

でもシュウは「髪の毛に貼ってしまうといろいろと大変な事になる。」という事が分からなかっただけなんですよね。分かってたらこんな事しなかったと思うんですよ。だから、感情任せに怒ってしまって反省しています。冷静に説明すれば良かったなぁ・・・。シュウはいつものように遊んでただけなのに、ショック受けちゃったかな・・・。

 

・・・なんて思っていたのですが、翌日シュウはこんな事をしていました。↓

 

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ガスコンロの魚焼きグリルにガムテープ・・あ、こいつ・・・

 

全く懲りてない!!!

 

ちなみに私の髪に貼り付いたガムテープは一応剥がせました。結構抜けたりちぎれたりはしましたが・・・。

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そんなわけで、家では困った行動も多いシュウ。しかし先日の幼稚園卒園式では、こちらの予想をはるかに超えて、しっかりとした態度で出席出来ました

卒園式は心配だったんですよ。その辺の事情に関しては、こちらをお読みください。

 

3月に入って卒園式の練習が始まりました。シュウは昨年度とは違い、激しく嫌がる事なく参加しているとは聞いていました。けれども、練習と本番は違いますからね。本番はどうなる事かと思っていました。

しかしそんな私の心配は全く必要のないものでした。およそ1時間の式の間、シュウは1度も先生のサポートは受けませんでした。勝手に立ち歩く事もなく、勝手に喋りだす事もありませんでした。身体をグダグダと動かす事はありましたが、自分がいるべき場所から不必要に移動する事はなかったです。

 

誘導されなくてもペコっとお辞儀をして入場し、着席できました。卒園証書も壇上までもらいに行けました。そして私に渡して、自分の席へ戻れました。

歩くべき時に歩き、立つべき時に立ち、座るべき時に座り、喋るべき時に喋り、黙るべき時は黙る。これらが出来るって、何て素晴らしいのでしょう。たった1年で、よくぞここまで大きく大きく成長したものです。

この1年、成長を感じる機会はいろいろとありました。でも最後の最後にまで、あんなに年長さんらしい姿を見せてくれるなんて。たとえ障害があったとしても、人よりうんと遅めの成長の仕方だったとしても。それでも人は変わっていけるんですね

 

シュウの成長を噛みしめつつ、卒園式は終了。園児も保護者もいつもの保育室に戻りました。シュウは卒園式を終えて、集中力ややる気は尽きてしまったようです

立つべき時に座り、座るべき時に立ち、歩くべき時に止まり、止まるべき時に歩き、歌うべき時に歌わず、床に寝転び、先生作の折り紙作品がプレゼントとして配られてももらおうとせず、先生に渡す花束を持つ私に「それ、もたないで!!」と激しく怒り(シュウは警戒心が強く、見慣れない物が苦手。花束が異様な物に見えたと思われる。)、園児たちがグループに分かれて先生たちに花束や色紙を渡す時にも、床に寝たままで参加しませんでした

 

本当の最後の最後は、いつものシュウに戻っていました。

 

・・・ずーっとピシっとしてるのは疲れますもんね・・・。

まぁそれはともかく。お天気にも恵まれて、良い卒園の日となりました。小学校は大きく環境が変わるので心配は沢山ありますが、とりあえずは楽しい春休みを過ごしたいと思います。

それではまた!