発達障害の子との毎日

発達障害の子供との日常を綴っています。真面目な話あり、くだらない話ありです。

卒園式は面白くない。しょうがないけどね。

シュウが「3がつ3かはひなまつり。」と言いました。「ひな祭りは男の子の日?女の子の日?どっちだろう?」と聞いてみたところ、「おとのことおんなのこのひ」だそうです。ようやく日付や祝祭日を認識できてきましたが、その内容まではわかっていないようです。こんにちは、mamemuchiです。

 

もう2か月もせずにシュウは幼稚園卒園です。ですから、卒園式の練習も始まってきますね。シュウは卒園式が苦手です。どうなることやらです。

まぁシュウに限らず、発達障害の子は式典関係は不得手な場合が多いですよね。昨年度、年中の際は見送る側として卒園式に参加したシュウでしたが・・・途中で退室してしまいました。

そうですよね、わかりますよ。だって、卒園式って面白くないですもん。シュウにとってはただただ苦痛なだけの時間です。動いちゃいけない・立っちゃいけない・床に寝そべっちゃダメ・声を出すのも禁止・ピアノや気になる音響設備を見に行くのもダメ・やたらと人が多い中で不安になっても平常心を保たなければいけない・よくわからない長話を聞かされる。でも、指示された時だけはタイミングを外さず立ったり歩いたり声を出したりしなきゃいけない。

そりゃぁつまんないですよねぇ~。定型発達の子達だって、面白いと思って参加してるわけではないでしょうが・・・自閉症ADHDにはツラいものがありますね。

もちろん園側はシュウの状態を理解してくれていますから、無理強いはしていません。ここらが限界かな・・・というタイミングで退室させてくれたようでした。最初から参加しないという方法もあったかもしれませんが、それは選択しませんでした。次の年はシュウも主役の一人となりますからね。1年後の為に、少しだけでも式を体験させたいという気持ちが園側にも私にもあったのです。

そんな周囲の大人たちの思惑をよそに、シュウは「もう卒園式はこりごり」という心境になってしまったようでしたが・・・。卒園式&ホール恐怖症になってしまったのです。

卒園式の翌日、シュウは「そつえんしきはいかない。ホールもいかない。」と言いました。卒園式は前日で終了したのですが、その事を理解できていないようです。先生が「卒園式は昨日で終わったよ。もうやらないよ。年長さんも、もういないよ。」と説明しても、シュウは信用しません。通常の遊びの為にホールに入る事すら拒否します。「ホールに入ったら、またあの嫌な卒園式が始まる」と警戒しているのです。

そこで先生は、年長さんの保育室にシュウを連れて行きました。空っぽの保育室。もう年長さんはいないから卒園式もやらないのだと、シュウに目で見える形で教えてくれたのでした。そして、年長さんの靴棚もシュウに見せてくれました。靴棚も空っぽです。

それでようやくシュウは納得できたようでした。今まで通り、ホールに入って遊ぶようになりました。

ただ、その1週間後の終業式の日。私はウッカリ「今日は終業式だよ。明日からは春休みだねぇ。」と言ってしまいました。シュウは「・・・え・・・しゅうぎょうしき・・・?しゅうぎょうしきはいかない。」と警戒心を露わにしました。

 

しまったぁ~。「式」かぶりだぁ~。

 

その後、「終業式は今までにも出た事があるし、卒園式とは違う。そんなに長くないから大丈夫だよ。」みたいな事を言って何とか説得。無事終業式には参加できたようでした。

今回はどうなるかなぁ、卒園証書、もらってこれるかな。まぁダメならダメでしょうがないですけどね。何が何でも出席とは考えていません。悪目立ちして注目の的になるくらいなら別室待機でいいです。ほんとに。

 

卒園式って、最初から最後までつまんないですよね。これが普段の行事事だと、前半は謎のつまらない話だとしても、後半は楽しい遊びタイムだったりするじゃないですか。だから我慢する理由もあるのですが、卒園式はねぇ。我慢したところで最初から最後までつまんないままで終了ですからね。苦痛に耐える意味がわからないんでしょうね、シュウは。卒園式をする理由もよくわかっていなかったでしょうし。

1年経った今回はどうなるか。とりあえず練習が始まってからの先生からの報告を待ちたいと思います。

それでは!