発達障害の子との毎日

発達障害の子供との日常を綴っています。真面目な話あり、くだらない話ありです。

発達障害児の病院通い

エアリアルというお菓子、とんがりコーンに似てますね。最近初めて食べて、驚いています。こんにちは、mamemuchiです。

あなたや家族は病院って頻繁に行きますか?私自身はあまり行きません。でも、シュウは病院のお世話になる機会がそれなりにあります。乾燥肌やハウスダストアレルギー、ダニアレルギー、慢性鼻炎があるので。薬が必要なんですよね。

歯医者や発達外来も定期的に行っています。検査や現状チェックの為ですね。

 

現在はようやく、それぞれの症状別に「かかりつけの病院」ができました。しかし、ここに至るまではいくつもの病院を渡り歩きました。発達障害児の場合、診察や治療も一筋縄ではいかない場合も多いですよね。どうしても、病院側の合理的配慮がなくては診療が上手くいきません。

ところが現状では「医療従事者であっても専門家以外は、発達障害に対する知識や理解は少ない」場合が多々あります。もちろん、親身になってくれるお医者さんもいます。そういうお医者さんに巡り会えればラッキーです。巡り会えなければ、巡り会えるまで延々と病院を渡り歩く事になります。

以前、とある病院にシュウを連れて行きました。診察室の中は、シュウの興味を惹くものが物がいっぱいです。それに加えて慣れない場所に人です。シュウは落ち着きません。立ち上がって、ウロウロしようとします。

 

私:シュウ、椅子に座ろう。

医:お母さん、口で言うだけじゃなくてちゃんと止めて。つかまえてて。

私:すみません・・・。自閉症なので・・・。

 

私はお医者さんに説明しようとしました。障害特性故に、実力行使すると余計に反発してしまう事を。この場合は、強引に取り押さえると泣き叫んで暴れる可能性があるという事です。シュウは現時点では不機嫌なわけではないのです。ソワソワしているだけなのです。それを、ヘタな対応をして不機嫌を爆発させてしまうのは、マイナスにしかなりません。言葉で諭したりジェスチャーで促す方が総合的に見て効果があります。

しかしお医者さんは私が説明しようとしているのを遮るようにして、こう言いました。

 

「自閉症なのはわかりますけど、ここ病院なんで。協力してもらわないと。」

 

あぁ、ここはダメだなと思いました。それ以来、その病院には全く行っていません。「自閉症なのはわかりますけど」ってね、そんなふうに言う時点でわかってないんですよ。自閉症の症状は十人十色、100人いれば100通りのパターンがあると言われています。説明も受けずにシュウの症状がわかるはずがありません。まぁそもそも症状の説明を聞く気もなかったみたいですが。

病院も沢山の患者さんを捌かなければいけません。時間も限られていますし、大変でしょう。けれども病院って患者側としても、来たくて来てるわけではないです。自己治癒力ではどうにもならないから最後の手段で来ているのです。病院に迷惑をかけたくて来ているわけではないのです。極力対策できることはしてから来ています。しかし件のお医者さん理論では、お行儀よくできない患者は来るなという事のようです。

 

愚痴になってしまいましたね。他の病院でも、この手の事はありました。上手く治療できないのをシュウ本人のせいにされたりとか。だったら障害児専門の病院に紹介状を書くとかして、転院を勧めてくれればいいのになぁと思いましたね。障害児の診療診察が不得手な病院と障害児。この組み合わせって、どっちも不幸じゃないですか!

現在シュウが通っている耳鼻科・アレルギー科・歯科はそれぞれ別の病院なのですが、お医者さんも看護師さんも理解があります。とてもありがたいです。やっと病院探し地獄から解放されました。

さて、今回は普通の病院(という言い方も変ですが)の話をさせてもらいましたね。次回は発達外来について話したいなと思っています。

それではまた!