ＵＳＪに行ってきました。 - 発達障害の子との毎日

年末年始、どのように過ごしましたでしょうか？こんにちは、mamemuchiです。私とシュウは、年末に初めてＵＳＪに行ってきました。

私は東北出身でして、成人してからは関東首都圏あたりで暮らしていました。シュウが産まれた後に関西に引っ越してきまして、今に至ります。

せっかく西日本に住んだのだから、是非とも１回はＵＳＪに行ってみたい！

ずっと思っていた事が、やっと叶いました。

まぁ･･･ＵＳＪは物凄い人＆待ち時間だったので、ユニバーサルワンダーランドの乗り物しか乗れませんでしたけど･･･。それでもアトラクションは８回くらい利用できました。

｢ＵＳＪに行きたいけれど、子供が長時間じっと待っていられないから無理だなぁ･･･。｣と諦めてしまっている方、いると思います。でも、大丈夫です。

ＵＳＪには｢ゲストサポートパス｣という物があるからです。ご存知でしょうか。これは、何らかの理由で長時間列に並び続けることが難しい人が利用できるありがたい制度なのです。

これをアトラクションのスタッフさんに見せると、｢現在待ち時間○○分なので、△△時になったらまた来てください。｣と言われます。△△時までは好きな所で過ごしていて良いのです。

シュウは自閉症とＡＤＨＤ(注意欠如多動症)なので、長時間じっとしているのは難しいです。ありがたくこの制度を使わせてもらいました。

ただ、ひとつ注意しなければならない点があります。それは、｢待っている間に他のアトラクションを利用することは出来ない｡｣という事です。ゲストサポートパスは優先搭乗パスではないので、あくまでも待ち時間は｢列に並んでいる｣という扱いなんですよ。

ですので私たちも、ゲストサポートパスでの待ち時間の間に食事をしたり、お土産を見たり等しました。

そんなわけで時間を自由に有効に使えますので、発達障害その他が理由で行くのを躊躇している方でも、試しに行ってみる価値はあると思います。障害者本人と付き添い一人はチケットが半額で買えますし。

先述のように園内は広くて人がとても多く、待ち時間も長い。そんな中でスムーズに動けないシュウと２人なので、ハリーポッターとかダイナソーとか、そのあたりの人気アトラクションは全く利用できませんでした。｢それならよくある普通のアトラクションにいっぱい乗ろう！｣と思っても、中小規模の遊園地でも普通にあるようなアトラクションですらものすごい待ち時間でしたし。

ですので、正直半額はとてもありがたかったです。元々の値段だったら全く満足できなかったなぁ多分･･･。

障害や病気等があると、どうしても健常者のようにフルで楽しむ事は難しいです。チケットの値引きや待ち時間の過ごし方の自由さは、ＵＳＪの優しさですね。

そんなＵＳＪデビューですが、一つ印象に残ったエピソードを話したいと思います。感動話とかじゃないです。アホな話です。

シュウはキティちゃんのカップケーキ型アトラクションに乗りました。わかりやすく言うと、コーヒーカップみたいなやつです。くるくる回る、アレです。

その、コーヒーカップがカップケーキになっているんですよ。乗り込む部分がカップケーキの土台、天井はリボン等のトッピングが施されたクリームです。いかにもキティちゃんらしい、可愛らしい乗り物ですね。

シュウはそのアトラクションを見て言いました。

｢うんち。｣

･･･あぁ･･･、カップケーキの天井･･･。ソフトクリームみたいな渦巻き型･･･。

周囲には人がたくさんいます。そんな中、メルヘンなアトラクションに対して不穏当な発言･･･。私はとっさに何と返せばよいかわからず、聞こえなかったふりをしました。

しかしシュウはそんな私に追い打ちをかけてきました。

｢ねぇおかあさん。うんちがリボンつけてる。｣

私は小声で｢･･･そうだねぇ。｣と言ってやり過ごしました。